インターンシップ体験談①

私は大学を卒業してからずっと大阪でブライダル関連の仕事に就いていました。ブライダル関連の仕事に就いた理由は、大学のテニスサークルの2つ上の先輩であるYさんに「人手が足りなくて…」と誘われたのがきっかけです。憧れて入った会社ではなかったのですが、高校時代からアルバイトは飲食業やサービス業で働いた私にはブライダルの仕事が性にあっていたようです。

会社では、責任のある仕事を任され充実した日々を過ごしていたのですが、従兄弟のハワイ挙式に列席したときに「海外での挙式は良いな。」と、ふと思いました。それからの私は将来のために海外挙式について、あれこれ調べていました。はじめは将来の私自身の花嫁姿を想像していたはずだったのに、ミイラ取りがミイラになるという言葉が正しいかわかりませんが、「海外で挙式がしたい。」ではなく、いつしか「海外のブライダルを学んで働きたい。」といったように考え方が変わってしまいました。

そこでいろいろ調べていると「東南アジアが良いのではないか」と思いました。東南アジアは世界的に見ても国民の平均年齢が低く、高齢化社会となっている日本と比べると、ブライダルビジネスはこれからだと思いました。

「じゃあ東南アジアで起業するにはどうすれば良いか」と思い、現地で働きながら勉強が出来ないかと悩んでいたところ、海外インターンシップという制度を知りました。

その制度を知ってからは、迷うことなく会社へ辞表を提出し、8年間働いた会社を1ヶ月後には辞めてしまいました。

いくつかの留学斡旋会社へ行き、ブライダル関係で東南アジアとなるとタイなら海外インターンシップで受け入れてくれる会社があるとのことで『タイ』を選びました。

インターンシップ先となった会社は、主にタイ国外からの利用者に対してリゾートウェディングをプロデュースしていました。もちろん日本人のお客様も居られました。
私を指導してくれたのは2つ下のタイ人の女の子でした。彼女は英語がペラペラで日本にも1年留学していたようで日常会話くらいなら日本語が話せました。おかげで仕事の大半が英語だったのに何の不自由もなく、日本で培った経験を生かしながら働くことが出来ました。

インターンシップ先の会社がタイ国内向けではなかったものの、現地では他社の日本人同業者とも知り合えました。彼らから東南アジアのブライダルビジネス事情を聞け、とても勉強になりました。

インターンシップの3ヶ月間を終えて帰国した今は、他社の日本人同業者に紹介してもらったインドネシアのブライダル会社で働くための準備期間中です。